青春のアフター
青春のアフター
鳥羽はさくらが好きでした。でもさくらは倉橋が好きでした。
さくらが倉橋に告白した時、鳥羽はとっさにそれを遮ってしまう。それに対しさくらは涙を流し鳥羽を罵る。鳥羽君なんていなくなっちゃえばいいのに。
そしてさくらが消えた。
16年後、鳥羽は同じゲーム会社で働く彼女と一緒に暮らしていた。彼は彼女と一緒にさくらが消えた木の下を訪れる。毎年、さくらが消えた日に訪れていた。
その日、さくらは鳥羽の目の前に帰ってきた。16年前のあの日の姿で。
これは青春の後の物語。
青春に取りつかれた哀れな男と、青春そのものの女の子の話。
僕はこの作品が本当に好きです。
特に3巻。表紙と扉絵。もうやばい。心を全力でえぐりに来てる。
この作品はキャラクター同士のやり取り、鳥羽の葛藤それらが魅力の作品です。
単純にさくら可愛い、っていうのはあるのですが、やはり鳥羽がそれを見てどうしようもなくなっていく感じが本当にたまりません。
僕はこの作品がめっちゃ好きです。
キャラクターを年齢相応に描いていないところも正直あるのですが、それ以上にやっぱり魅力的な作品だと思います。いっぱいいいところ語りたいんだけど、あんま語るとネタバレになりすぎるし、難しいです。とにかく3巻がやばい…ifまで読んであれ見るとえげつないほどつらい。
出来たら同人版のifまで読んでほしいです。電子書籍なら普通に手に入りますので。
作者の、緑のルーペ って検索しようとすると 大体 鬱 って予測変換で出てくるけど気にしたらダメだぞ!
でも実際、ちょっと鬱になるエロゲーが好きな人は絶対に好きになると思います。
僕がそうでしたので。鬱というか話が心を直接殴りに来るんですよね。
本当に一度読んでみてください。