僕が読んだ漫画とかを雑に紹介するブログ

漫画オタクが漫画を紹介したり語ったりシャニマスするブログ

ほぼ中身に触れずに図書館の大魔術師の凄さを少しでも伝えたい

はじめまして かえるです。



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今日はこの図書館の大魔術師という漫画を紹介したい、語りたいと思います。

でもほとんど中身に触れず、何がすごいかを語ります。

だって、全部見てほしいから。読んでほしいから紹介してるのに、中身について語ってしまったら本末転倒ですやん

 

この漫画、テーマが本で一見地味です。

でもすごい

とにかくすごいのです。

読んでもらいたい。世の中の漫画好きにこそ読んでもらいたい。

このクサくてクサくて、演出過多な劇場を見てもらいたい。

とりあえず、これを読むときはタブレットを横持ちにするか、リアルで本を買ってください。

スマホはだめです

見開きをつぶすように読むことはとにかく、とにかく避けてください。

あまりにもったいないです。

 

図書館の大魔術師

表紙を見た時、僕は国の大魔術師と読んでました。

原作あるしなろう系なのかな、でも表紙すごい書き込みだなぁ

そう思って買った記憶があります。

 

やばい

なんてヤバい漫画なんだ

読んだ後、僕の感性がビンビンに刺激されて脳みそがくらくらして息が荒くなりました。

ひたすら語ってしまうので、ポイントを二つだけに絞ってこの漫画の

やばさを説明したいと思います。

キャラのこととか語りたいけど、中身に触れざるを得なくなるので避けます。

とにかくオタクが過敏に反応してひたすらあわあわするすごくいい漫画なんだっていうことを知ってもらいたいです。とにかく読んで、読んでとしか言えない。

 

①丁寧さ

まず世界観から

昔世界を脅かした悪者を倒したら、その呪いで豊かな地が減ってしまった。

そのために民族間で、その土地をめぐって争いがおこった。

そのせいで多くの書が失われた。

悪者を倒した大魔術師は嘆いた。こんなことのために世界を救ったのじゃない。

そのため、世界の書を守るために図書館を作り、書の収集を始め、書の普及に勤しんだ。それは書物だけではなく、人工精霊と閉じ込めた魔術書や、石板なども含む人類の英知の書の収集である。

そうした書の管理、収集にあたるものをカフナと呼ぶ。

 

大体こんな感じの世界観。

どことなく中世ファンタジーですが、ヨーロッパというよりは中央アジア風。

この世界観、別にユニークではありません。

図書館をテーマにしてるのは珍しいですが、すごい嫌な言い方をすればよくある王道設定です。

でもね、陳腐じゃない。

王道、テンプレは丁寧に丁寧に描けば描くほど、非常に魅力的です。だって王道ですから。

そしてこの物語は丁寧さにおいては他の作品とは比べ物になりません。

 

また世界観を補完する細かなポイントも多いです。

まず衣装。民族衣装が非常に魅力的です。前述のとおり多民族である背景であるのですが、それぞれが特徴を持った衣装を着ています。特別その説明があるわけではないのですが、何気ない街の風景から複数の衣装を認められるでしょう。なんつうこだわり。

そして本。この漫画の主テーマである書。その最たるものといってもいい本に関してはこだわりを非常に感じます。丁寧な装丁、背表紙。

何気ないワンシーンでも、背景に移る書物は常に美しいです。

この書き込みっぷりが世界観を丁寧に強固に補強しています。

どっぷりはまり込みます。

読んでいて、とにかく気持ちが良いんです。

 

②演出

この漫画のすべてだと思います。

演出が神

神ッています。

 

主人公はハーフです。対立している民族のハーフのため、非常に珍しく村ではいじめられていました。村にある図書館のろくに使わせてもらえない中、村を訪れたカフナに出会い、憧れ、カフナを目指します。

っていうのが大きな導入です。

王道、王道イズ王道 ど真ん中

これがすごく気持ちが良いのです。

 

主人公がはじめ、いじめられて本を読めなかったとき、村の眺望のいい場所に逃げ込み、森の動物と共に何をすると思いますか?

歌うんです。

歌うんですよ少年が

ディズニーかよ!!ディズニーの導入かよ!!!

というように、とにかく作品全部が映画なんです。

これは本当に読んでもらわないと伝わらないと思います。

とにかくすごい。とにかくすごい。

超絶的な画法で描かれているわけではありません。いやもちろんすんんんごい画力ですけど。お化けですけど。

でもそれ以上に演出。僕たちが感動してしまう演出。

漫画で映画を読む。この作品はその一言です。映画の漫画じゃないんです。映画を漫画で読むんです。新体験です。

これはとにかくすごいとしか言いようがないし、読んで体感してとしか言いようがありません。

一巻を最後まで読んだら、僕の言っていることが分かると思います。

それが良いと感じるか、陳腐と感じるかはあなたの感性です。

僕はとにかく素晴らしい、素晴らしいよぉってなりました。

僕は漫画を読んでいて、聞いたこともない作品のテーマソングが聞こえてきたのは初めての経験でした。

 

あとね、この漫画の原作

これがずるい

風のカフナ

カフナ?

そうなんです、この原作この世に存在しないんです。

この漫画に出てくるであろう、風のカフナっていう書を原典にした漫画なんですねぇ!

たまらんねぇ、ほんとに!

 

とにかく読んでとしか言えねぇ!

読んでくれ!